キャンパスライフ

府大で掴んだ私のグローバル化

フランス留学体験記

交換留学生として1年半、フランスのセルジー・ポントワーズ大学(パリ近郊)で学んでいました。私が大学で普段学んでいる日本の経済や法律を外国から眺めたり、ヨーロッパからみた日本や世界を知る、非常に貴重な経験ができました。

フランスは「バカンス:休暇」が非常に多い国で、バカンスとバカンスの間に授業があると言っても過言ではないぐらいでした。学生は春休み、夏休み、秋休み、冬休み、イースター休み、スキー休み・・・どれだけ休めば気が済むのか、と思うほどのバカンスがあります。

さらに、なんと社会人にも年5週間分のバカンスがあるのです。働き詰めの日本人からは信じられない話です。そんなに休んでばかりで社会は回るのか心配になりますが、これが意外と回るものなのです。

このバカンスの始まりは、1936年の週40時間労働・年2週間の有給休暇を定めた「バカンス法」という名の法律の制定からスタートしています。世界大恐慌による深刻な不況の中、アメリカがニューディール政策によって、公共事業を増やして失業者への雇用を作り、それに対して賃金を払うことで、消費を拡大させて景気の回復を目指すという政策を行っていました。その一方で、海を渡ったフランスでは、このバカンス法で一人あたりの仕事量を減らすワークシェアリングと、このバカンスを使った旅行による消費の拡大で景気回復を目指していました。同じ景気回復という目標ながら、それを達成する手段が違うというのはとても興味深いですね。

私はバカンス中、ここぞとばかりに色々な国を旅しました。すぐ近くに文化の全く違う国があるというのが、ヨーロッパ留学の楽しみの一つでもあります。フランスにはLes voyages forment la jeunesseということわざがあります。旅は若者を鍛えるという意味です。府大では多くの国・大学と提携を結んでいるので、努力すれば留学のチャンスはたくさんあります。ぜひ自らを鍛える為の旅に出てみてください!

平成19年度 経済学部 水島ゼミ
岡 千香子

合格体験記

国家公務員Ⅰ種試験  富田裕子(小嶋ゼミ)

私が公務員を志望した理由は、社会のルール作りに携わりたかったからです。就職先を考えるうえで、人の役に立っていくという点では公務員も民間も同じだと思いました。ですが、その中でも公務員が社会のルールを作り、民間がルールにのっとって社会の利益を生み出していくというそれぞれの役割があると考え、より社会の基盤業務である公務員を目指しました。中でもよりルール作りという国の根幹に携われる国家総合職を志望しました。国家総合職を受験するにあたって筆記試験と面接試験があります。大学では部活動にも所属していたため、大学の授業を受け部活動をしてから予備校に通い勉強しました。試験対策も大切ですが、大学での授業や課外活動は学生生活の軸になる部分であり面接でもよく聞かれるので、試験勉強と大学生活の両立は大切だと思います。
大学での授業や部活動での努力が、面接に活きて私は内定がいただけたと思っています。就職活動は自分が成長する場面でもあると思うので、みなさんの魅力が十分に伝わるように頑張ってください。

公認会計士試験 樋渡健太(小嶋ゼミ)

私が公認会計士試験に合格できた一番の要因は、自分の適性と将来のビジョンを考える機会があったことだと思います。大学入学当初、体育会の部活に所属していましたが、私は思うように結果を残せていませんでした。逆に、なんとなく勉強していた簿記では周りの学生よりも成果を挙げることができました。そんな中、公認会計士という職業を知り、部活よりも会計の道のほうが自分の適性があり、将来のビジョンにもマッチすると感じ、部活を辞めて公認会計士を目指し始めました。当初は本当に苦渋の決断でしたが、今となってはこのような決断をして正解だったと心から思っています。この資格は、少し適性がある人なら本気を出せば誰でも合格できる試験だと思います。大阪府立大学からより多くの合格者が誕生することを願っています。最後になりますが、公認会計士という職業を教えてくださった小嶋先生、ありがとうございました。

 

ゼミ紹介の一例

ゼミにおいては経営学的視座および会計学的視座を身につけることを基礎としています。その実践として日々の新聞記事について議論をおこなったり、工場見学をおこなっています。ビジネスに関して興味関心を深めていくことによって最終的に卒業論文を作成していきます。