教員紹介
財の流通に関する研究
中山 雄司 教授
経営学
自ら研究テーマを設定して、それに取り組む苦しみの中にこそ楽しみがあります。ぜひ味わってください。
世の中に新しく登場した流通に関わる現象を、既存の数理モデル+αで表現。
例えば、好きなマンガがiPadでも読めるようになったとします。iPadを買い、Webからダウンロードして読みますか。それとも、これまで通りに本屋でマンガ本を買って読みますか。私は、このような個人の意思決定を出発点として、財の流通に関わる問題を数理モデルで表現して分析・研究しています。
「ゲーム理論」に関する研究
宇野 浩司 准教授
経済学
人と人の関わり合いの中での「駆け引き」を分析するための手法を研究。
みんなで協力すれば、お互いにとってより良くなるはず。それなのに、なぜか協力できない場合があります。その1つの理由として、人と人の関わり合いの中での「駆け引き」が影響していると考えられます。私は「駆け引き」を分析するための手法開発とその応用研究をしています。
連結納税制度についての研究
酒井 貴子 准教授
法学
わが国のグループ法人税制の発展へ向けて、日本法と米国法を比較法学的に研究。
連結納税制度は、親子会社で一緒に税金を計算することができる制度。例えば、子会社の持っている損失を使って、親会社の所得を低く抑え、税金を安くできる。この制度を濫用することで税金を逃れる。さまざまなスキームが仕組めてしまう・・・。それらをどう阻止できるか研究しています。
ホロニック生産システムの研究
杉村 延広 教授
生産システム科学
日本のモノづくりは厳しい状況にあります。これらを解消する広い視野で考えられる能力を身につけてください。
賢い設備と人間が協調して、環境と人に優しい製品を安価に早く生産する方法を追求。
ホロニック生産システムとは、ロボットのような賢い生産設備が自分で計画を立て、相互に協調しながら製品の組立や加工を行う工場です。最近は生産以外のところでも使われています。私は、賢いホロンがどのように考え、協調しながら生産を進めればよいかを研究しています。